- 通信設備工事の大手は、コムシスホールディングス、協和エクシオ、ミライトホールディングス
- 各社の売上は3年連続で増加
- 主な仕事はNTT関連の工事
通信設備工事の会社には、どんな会社があるか気になりますよね?
「通信設備工事の大手ってどこ?」
「売上はどのくらいあるの?」
通信設備工事の大手企業は3社で、3社の総売上は1兆2,000億円と大きな規模があります。
3社ともにNTT関連の工事が、売上の大きな割合を占めています。
NTTの関連工事の需要は安定しているため、通信設備工事の会社は安定した仕事と言っていいでしょう。
この記事では、通信設備工事の大手企業や業界動向について、分かりやすく解説をしていきます。
この記事を読めば、通信設備工事の大手企業について分かり、さらに就職や転職を目指すなら、まず何をすればいいか分かるようになります!
通信設備工事の大手企業とは?
通信設備工事の大手企業とは?
- コムシスホールディングス、協和エクシオ、ミライトホールディングスの3社が大手
- 3社ともに売上高は拡大傾向
- 通信設備工事の大手3社は、主力事業がNTT関連で売上は安定
通信設備工事の大手企業3社
大手企業3社
通信設備工事の大手企業は、コムシスホールディングス株式会社、株式会社協和エクシオ、ミライトホールディングスの3社です。
- コムシスホールディングス株式会社
- 株式会社協和エクシオ
- ミライトホールディングス
通信設備工事の大手企業3社の合計売上高は、1兆2,000億円(2019年度)を超える巨大市場となっています。
通信設備工事の業績は拡大傾向
通信設備工事の大手企業3社の業績規模は拡大傾向です。
年度 | 売上高 | 営業利益 | |
コムシスホールディングス | 2017年 | 3,341 | 250 |
2018年 | 3,800 | 303 | |
2019年 | 4,817 | 352 | |
ミライトホールディングス | 2017年 | 2,832 | 100 |
2018年 | 3,129 | 167 | |
2019年 | 3,759 | 206 | |
協和エクシオ | 2017年 | 2988 | 208 |
2018年 | 3,126 | 256 | |
2019年 | 4,237 | 317 |
(出典:日刊建設工業新聞)※単位は億円
3社ともに直近の3年間における売上高、営業利益ともに拡大しているのは分かります。
様々な事業を手掛ける通信設備工事の大手3社ですが、利益が拡大した主な要因はNTT関連の設備事業が拡大傾向にあるためです。
NTT関連の通信設備工事とは
NTT関連の通信設備工事とは、固定回線、モバイル回線の開通工事と保守業務、新たな設備構築に関する構築業務です。
- 開通工事
- 保守工事
- 新たな設備構築工事
新たな設備構築工事は、需要によって変動します。
今では5Gや東京オリンピックの関連工事が増えているのは、簡単に想像できるでしょう。
一方で回線の開通工事と保守工事は、年間で見込まれる数量は決まっています。
しかも通信設備工事の大手3社の売上高は、NTT関連工事の占める割合が大きいです。
つまりNTT関連工事を締める通信設備工事の大手3社は、売上が安定しやすい企業と言えるでしょう。
大手①|コムシスホールディングス
事業内容
- NTT設備事業
- NCC通信事業(NTT以外の通信設備)
- ITソリューション事業
- 社会システム関連事業
主要連結子会社
- 日本コムシス(株)
- サンワコムシスエンジニアリング(株)
- (株)TOSYS
- (株)つうけん
- NDS(株)
- (株)SYSKEN
- 北陸電話工事(株)
- コムシス情報システム(株)
- コムシスシェアードサービス(株)
大手②|協和エクシオ
事業内容
- NTT設備時用
- NCC通信事業(NTT以外の通信設備)
- 都市インフラ
- システムソリューション
主要連結子会社
- 株式会社エクシオテック
- 大和電設工業株式会社
大手③|ミライトホールディングス
事業内容
- NTT設備時用
- マルチキャリア事業(NTT以外の通信設備)
- 環境・社会イノベーション事業
- ICTソリューション事業
主要連結子会社
- (株)ミライト
- (株)ミライト・テクノロジーズ
- (株)TTK
- Lantrovision (S) Ltd
- (株)ソルコム
- 四国通建(株)
通信設備工事の仕事内容とは?
通信設備工事の仕事は何をするの?
- 主な仕事はNTT関連の工事業務
- その他、関連の機器工事や電気工事も会社によって行う
通信設備工事の主な仕事内容は、NTTやKDDI、Softbankなどの通信事業者から発注される工事業務がメインです。
企業によって機器工事や、土木や電気、太陽光発電など多様な工事を行っています。
ただし主な事業は、通信事業者から発注される工事業務です。
各社は売上を拡大させるために、通信事業者の工事と関連する工事や、独自の工事を拡大させています。
通信設備工事へ就職や転職するには?
通信設備工事へ就職や転職するにはどうしたらいい
- まずは情報収集する
- 資格は入社後でもOK
まずは情報収集がカギ
就職や転職活動を始めるには、まずはどんな求人があるか正確に把握することから始めましょう。
正確な情報収集が活動の第一歩です。
- 求人はあるのか?
- 求人を出すのはどんな企業なのか?
- 志望動機や自己PRはどうやって書けばいいのか?
こうした情報収集が、就職や転職活動に成功するか、失敗するかを分けると言っても過言ではないです。
資格も必要だが入社後でもOK
大手3社が主力事業とするNTT関連の工事には、資格が必要になってきます。
必要となる資格は、電気通信主任技術者や、工事担任者です。
入社前に資格取得まで終えておくのが理想ですが、入社後に取得すれば間に合います。
企業によっては、資格取得に関する費用を負担してくれる場合もあるため、情報収集の際に合わせてチェックしてみて下さい。
通信設備工事は売上が安定する仕事
- 通信設備工事の大手は、コムシスホールディングス、協和エクシオ、ミライトホールディングスの3社
- 主な仕事はNTT関連の工事で売上は安定
- 就職や転職をするなら情報収集から
通信設備工事の大手3社は、コムシスホールディングス、協和エクシオ、ミライトホールディングスの3社です。
大手3社は、どこもNTT関連の工事を主力事業にしています。
NTT関連の通信需要は安定しているため、関連する工事も安定して確保できます。
そのため安定した需要の見込める仕事です。
これから就職や転職活動を始める人は、情報収集からやってみましょう。